【体験談】禁酒・断酒成功に向けて。アルコール依存症真っ只中のメンタル・原因と改善方法

以前の記事

で私がアルコール依存症になってしまった経緯や症状などを書きました。

断酒継続約7ヶ月、現在も快方に向けて治療中ですが、アルコールをやめられなかった当時の気持ちや、アルコールから離れなかった要因を思い返してみて、アルコール依存症に陥らないために気をつける点や、改善点について考えてみたと思います。

アルコールに溺れていた要因

私がアルコールをやめなかった・やめれなかった主な要因を思い浮かべてみると大きく分けて次の3つです。

  1. 習慣・楽しみ(趣味)
  2. 寂しさ・孤独感・退屈
  3. 仕事のプレッシャー・ストレス

習慣・楽しみ(趣味)

まず習慣・楽しみ(趣味)ですが、自分の趣味・生きる楽しみの一つがグルメであり、お酒とともに食事を楽しむことが、人生における大半を占める幸せだと思っていました。

これに関しては別段悪いことではなく、同じような方も多いと思いますが、僕の場合はこれから記述するその他の要因も相まって、「お酒を飲みたいから食事をする」というように、目的が逆転した上に「自分の楽しみだから仕方がない」とアルコール依存症が進んでも歯止めが効かずエスカレートしてしまいました。

また、最初のうちは外食のときだけ飲酒をしていましたが、徐々に自宅でも晩酌をする習慣になってしまいました。

1日のご褒美に1杯、とかならまだしも、それが毎日になり、さらに飲酒量もどんどん増えて、酔いつぶれるまで飲む毎日になりました。

これではもはや楽しみや趣味ではなく、ただの悪い習慣です。

アルコール依存の泥沼から抜け出すには悪い習慣を断ち切って、良い習慣をつけることが非常に重要です。

寂しさ・孤独感・退屈

その次は、寂しさや孤独感が挙げられます。

私は小さな会社を経営しているので、一人仕事を抱えてすることも多く、相談相手もいないので、寂しさや孤独感を感じていました。

普通に友達や恋人もいて傍から見れば充実してそうな生活ですが、ずっと孤独を感じていました。

そしてその寂しさを紛らわすために一人でもお酒を飲み、強制的に陽気な気持ちになっていたのかなと。

また、「寂しさ・孤独感」の裏には「退屈感」があったように思えます。

私には「夢中になれる何か」や、いつもしている「良い習慣」が無かったことが原因だと思っています。

「夢中になれる何か」を見つけることはなかなか簡単ではないかもしれませんが、「いつもしている良い習慣」は作ろうと思えば作れるので、重要な改善ポイントとなります。

仕事のプレッシャー・ストレス

仕事のプレッシャー・ストレスも代表的なアルコール依存症の要因です。

私の場合も、仕事のプレッシャーやストレスを飲酒で紛らわしていました。

嫌なことがあっても「アルコールを飲んで酔っ払ってしまえば忘れられる」と思っていました。

これも「嫌なことがあったから仕方がない」「飲んでストレス解消しなければ、逆にストレスで死んでしまう」と思っていて、深酒を正当化していましたので、どんどんエスカレートしていきました。

飲酒・アルコールに頼らないストレス解消方法を持つ」が重要な改善ポイントですね。

ストレス解消方法がすぐに見つからない方も多いと思います。
お酒が最大のストレス解消なのだから、他になかなか考えられませんでした。

私が思うストレス解消に繋げるための手段としては、

  1. 仕事がストレスの原因なら仕事や仕事の仕方を変える
  2. 周りの人がストレスの原因なら付き合う人を変える
  3. 適度な運動を習慣にする

などが挙げられます。

仕事を変えたり、付き合いを変えたりもなかなかすぐには難しいかもしれませんが、大事です。

そして、すぐに取り組むことができて、効果が抜群なのは適度な運動です。

超おすすめは散歩です。

事情ですぐに外に出られない方もいるかもしれません。
私もそうでした。

1日中布団にくるまり、シャワーも入る気が起きず、ボサボサ姿で外に出るわけにもいかず、またお酒を飲み始める生活を続けていた時期もあります。

少しずつでいいので、外に出て太陽の光を浴びてみるのも気持ちいいもんです。

私は夕方の景色や空気が好きになりました。

まとめ

私は「辛いんだから、お酒を飲みすぎたって仕方ないだろう」「もうどうなったっていいや」というようなメンタルに陥っていました。

確かにストレス解消にはなっていたと思います。嫌なことや辛いことを忘れる数少ない手段の一つにはなっていました。

ですが、それは一時しのぎでしかありません。

アルコール依存症にならないように踏みとどまったり、アルコール依存症から抜け出すためには、医師の処方を受けることも大事ですし、断酒を続けていくには、ストレスが原因なのであればお酒以外のストレス解消方法を見つける(作り出す)、そして悪い習慣を終わらせて良い習慣を身につけることが非常に重要だと思います。

一人だけでアルコール依存症を改善するのはなかなか大変です。
思い当たる方は、思い切ってまずはお医者さんに診てもらいましょう。