米国高配当ETFとは

以前の記事で、「投資信託でインデックスファンドに積立投資をしよう!」とおすすめしてきました。

さて、今回はもう一つの投資方法である、「米国高配当ETF」について説明したいと思います。

高配当ETFとは??

はい、またよくわからない言葉が出てきました。

米国高配当ETF」を超簡単に言うと、

持っているだけで高配当な利回りでお金が入ってくる米国株式の詰め合わせパック

です。

言い換えればほっといてもお金を生み出してくれる「マネーマシン」「お金のなる木」と言ったところでしょうか。

もっと言えば、みんな大好き(?)不労所得です。

投資初心者の方は「そんな夢みたいなことあるの~~~??」という感じかもしれませんが、本当にそんな夢みたいなことがあります。

米国企業の場合、株主を大事にする考えがありますので、株主長い間に渡って高い利率の配当金を出し続けている企業も多いのです。

そして、実績の良い、厳選された高配当企業の株を集めたものが「高配当ETF」ということになります。

ETFとは、「Exchange Traded Funds」の頭文字を取った略で、日本語に訳すと「上場投資信託」という意味ですが、まあそのあたりは気にしなくてもいいです(笑)。

いい感じに高配当企業の株式を集めてくれている投資信託」と思っておけばOKです。

米国高配当ETFのトータルリターンの現実

さあ、ここまでは「不労所得」を実現させてくれる「マネーマシン」「お金のなる木」である夢のような話、「米国高配当ETF」の説明でしたが、少し現実を見てみましょう。

「じゃあ実際、米国高配当ETFでいくら儲かるの?」って話ですが、米国高配当ETFの配当利率は良くて投資金額の5%くらいと思っておいてください。

100万円を米国高配当ETFに投資したら、年に5万円分が配当金としてもらえるという話です。

さらに、米国ETFの場合、アメリカの株を買うことになりますので、米国内で10%の税率で税金がかかってきます。
それに加え、日本国内でも20.315%の税率で源泉徴収されてしまいますので、手元に残るトータルリターンとしては、投資金額の3.5%くらいです。

なので、100万円を米国高配当ETFに投資したら、年に3.5万円くらいが配当金として手元に残る計算です。

ちょっと「不労所得」という言葉に期待していたところ、ガッカリするかもしれませんが、いやいやちょっと待って!これって結構すごいくないですか?

上記の例で言うと、米国高配当ETFに投資した100万円は金融資産として残りつつ、+で、無から有で毎年3.5万円というお金が何もせずに、もらえるんです。

※もちろん株価の上下はその時の状況に応じて変動しますので、100万円ピッタリにはなりません。だが、長期的に見ると将来株価が上がっている可能性も大いにありますので、手元の100万円も株の値上がりで増え、さらに配当金はもらえるという状況が生まれるのです。

コツコツ米国高配当ETFを買い増していき、いつか1000万円になったら年間35万円(月換算3万円弱)、5000万円にもなれば年間175万円(月換算14.5万円)と、そして1億円ともなれば年間350万円(月換算29万円)となり、FIRE達成レベルとなります。

税引き後で上記の計算なので、1億円を高配当ETFに投資できれば、不労所得で年収500万円の人になれるわけですね!

「い、いちおくえん。。。そんなの無理やん。。。」

と匙を投げてしまいそうですが(僕も笑)、何も1億円じゃなくてもいいじゃん、と考えることもできます。

例えば月にその1/3の10万円が配当金で入ってきたら、それだけで生活はだいぶ変わるかもしれません。

配当金を再投資に充てて複利を増やしていくか、もらった配当金を日々の生活に充てていくのか、サイドFIREして半分は自分の好きなことをして生活するなど、個人の自由で色々な選択肢を取ることができるようになりますね!

少しずつからでも米国高配当ETFに挑戦してみてはいかがでしょうか。